会津みしらず柿とは?

晩秋に旬をむかえる『会津みしらず柿』は、会津を代表する特産の柿です。
さらに、そのおいしさを引き出すための過程がちょっと珍しいくだものです。

 みなさんは、さるかに合戦の柿のように木に実っているものが赤くなったら、甘く食べられると思いませんか?
 甘柿はそうなんですが、でもこの「会津みしらず柿」は違うんです!
 畑で実るオレンジ色に染まった果実はとってもおいしそうですが、「渋柿」なので収穫してもそのまますぐに食べることはできません。

 おいしくなってもらうためにはちょっとした”おもてなし”が大切で、まだ渋い柿たちをやさしく丁寧に箱へとお迎えし、専用の焼酎でもてなします。
 そしてほろ酔い状態のまましばらくのあいだそっと寝かせてあげると・・・あら不思議!!
柿たちの酔いが醒めたころにはすっかり渋みが抜け、箱入りの時とは打って変わって一層色づきもよくなり、とても甘くてとろけるような食感と芳醇な味わいを醸しだしてくれるんです。
 お酒の力で己の真価が覚醒する、とっても不思議な柿です。

 さらに、時間の経過とともに食感と甘みが徐々に変化していき、そのみずみずしい味わいは他の柿とは一線を画す、独特で個性あふれるおいしさ!
 まさに「おいしさを育てる柿」です。

お品書き